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田崎史郎「小沢一郎との訣別」『文藝春秋』1994年10月号より。
小沢一郎の数々のオフレコ発言を明かした同記事で「担ぐ神輿は軽くてパーがいい」という小沢の発言が
初めて明るみになったが、これは、1982年の自民党総裁選挙で田中派が中曽根康弘を支持したときの
小沢一郎のコメントであり、海部を指したものではないが、海部を指した発言と誤って伝えられることが
ある(田原総一朗『テレビと権力』(講談社、2006年、p.267)や淺川博忠『「新党」盛衰史 新自由クラブ
から国民新党まで』(講談社文庫、2005年、p.229)など)。
今の民主党政権では鳩山由紀夫と菅直人がその神輿(みこし)に相当します。
発言の軽さといい、頭のパーぶりといい、さすが小沢一郎が見込んだ男たちです。
今回は民主党のスポンサーだったから総理大臣になれたルーピー由紀夫くんの語録を記録します。
この人の影響で私はブリジストンだけは絶対に買わないと自分の心に誓いました。
【鳩山氏の東大講演詳報】(上)尖閣「残念な事件になってしまった」
鳩山由紀夫前首相は今月21日、東京大学の駒場キャンパスで講演し、
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関する政府対応について
「もっとうまい道のり、道筋を考えることができたはず。
大変残念な事件になってしまった」と述べた。
鳩山氏の講演の主な内容は以下の通り。
【冒頭のジョーク】
「今日は駒場祭、久し ぶりに駒場に訪れさせていただきました。
これだけ大勢の皆様にお目にかかることができて幸せであります。鳩山でございます。
どうぞよろしくお願いします。 今日のタイトル、『友愛革命の灯は消さず』と。
こういう風に書いたのですが、それは『ひ』と読むんでしょうか、
『ともしび』でしょうかといわれまして、友 愛革命はもう、
灯火(ともしび)のようになってきたのかなあと、そうも思っておりますが、
灯火ではなくて、大きな大きな火として燃えたぎらせていきたい と、
今日はそんな思いでやって参りました」
【日米関係】
「実は今日は、朝の5時に起き まして、6時からアメリカ大使館で、
私が東大出てからアメリカのスタンフォード大学に留学して、一番楽しかったアメフトの試合、
ビッグゲームというんです が、バークレーとの試合をテレビで観戦してまいりました。
気分よかったんです、今日は。めちゃくちゃに勝ったもんですから。
やはり東大もアメフトがかなり 強いと承っておりまして、
スタンフォードといつか試合がやれる時があればと思っています」
「何をこっそり言いたいかというと、実は総理をやめてから、
アメリカのルース(駐日米)大使にお会いしたのはもう7回 目ぐらいになります。
総理の時代はそんなにありませんでした。
メディアでは、鳩山が日米関係をめちゃめくちゃにしたと、そんなふうな記事もたくさん出てお ります。
めちゃくちゃになっていないんです。
少なくとも、ルース大使とは、同じスタンフォード出ということで大変仲良くさせていただいて、
いろんな情報も 教えていただいておりますし、
今日も、そういう意味で朝の6時から大使館におじゃまして、楽しんでまいりました。
ある意味での家族付き合いもしています」
「日米関係がおかしくなったと、めちゃくちゃに壊されたと。
もしそういうことをおっしゃる方がいるとすれば、それは古い日米関係、
いわゆる日本とアメリカ が、いわゆる古いタイプの安全保障の中で、
身動きがとれない状況をむしろ喜びたいと、何も変わらないことが、
それが日米にとって望ましいんだと。
そう思っ ている方々からすると、鳩山が登場して、何か日米が新しい時代になるんじゃないか、
自分たちの時代がひょっとして終わるんじゃないかという恐れの中で、鳩 山が日米関係をおかしくした。
自分たちにとって、おかしくなったという部分が、あるいはあるかもしれません」
【普天間問題】
「しか し、基本的に、今、菅内閣に引き継がれてはいますが、
日米関係、決して悪い状況ではありません。
もっと申し上げれば、私はあの普天間(飛行場移設=沖縄県 宜野湾市)の問題で、
沖縄のみなさま方には大変ご迷惑をかけてしまいました。
しかしそれは、ある意味で、安全保障の議論をしていく中で、アメリカをとる か、
あるいは沖縄のみなさん方のご理解をいただいて、沖縄に普天間の移設先を認めていただけるか。
あるいは、さらに沖縄の外に普天間の移設先を見いだして いけるか、そのぎりぎりの戦いの中で、
結局はアメリカの望んでいる方向を、若干修正する形で、落ちつかせようとしましたから、
日米関係は結果として私から ももっと大きな変化を望んでいた時期はありましたけども、
大きな変化を起こすに能わなかったということが原因かもしれません」
「結果とし て、日米関係は、今、菅内閣の下でも基本的に良好な状況を保っているところで
ございますが、私は国と国との関係、正しいことをしっかりと堂々と、しかし、 交渉事でありますから、
お互いを尊重しながら申し上げる。
そういう交渉術を日本として私も含めて、もっともっと学ばなければいけないのかなと。
そのように も反省しているところでございますが、それはともかくとして、今朝ほどから、
私の心の中では、日米、これからもしっかりやっていけるぞ、
という思いをこの 中にしっかりと抱かせていただいた1日のスタートだったことをまず冒頭、
申し上げたいと思ってあえてお話を申し上げました」
【学生時代】
「さて、きょうは弁論部主催の会だとうかがいました。
私も、40数年前に駒場に2年間、お世話になりました。
本当は私はその時は、野球部に入って、6大学 で試合をやりたいなあ、ということを夢にみておりました。
しかし幸か不幸か、私が入学したその年の春、東大が早稲田に勝ちました。
え、こんなに強いのか と。こんな強いところじゃオレとてもできないなということで、
野球部に入ることを辞めました。
どこに入ろうかと思っているうちに4年間が過ぎたわけであり ますが、
弁論部だけには絶対に入りたくないなと実は思っていたのは正直であります」
「今でも私は弁論が下手であります。申し訳なく思って いおりますが、
当時から政治家なぞ、絶対になりたくない。そう思っておりました。
自分としては科学の道を歩みたいと。これからは工学が日本を発展させるの だと、
そういう時代でありましたから、工学の世界に身を置きたいと。
当時、45年ほど前でありますから、まだバイオなどという言葉はあまりほとんど、
新聞 にまったく載らない時代でしたが、
バイオのコンピューターなんか作りたいなあということを夢にみていた青年時代でありました」
「コン ピューターといえば、当時は大変大きなコンピューターで
今の携帯にもおよばないような仕事ぶりでありました。
そのコンピューターがまさに黎明期(れいめい き)の時に、
私が大学時代を過ごしたものでありまして、こういう世界に身をおきたいなあと。
そして日本の産業の発展のために少しでも役に立てばなと思って おりました」
「口下手なシャイな人間として、政治家は私は無理だと。
弟の(鳩山)邦夫(衆議院議員)に任そうと、そう思っておっ たんです、正直のところであります。
弟はもう幼稚園のころからですよ、幼稚園のころからじいちゃんの跡を継いで僕は政治家になると言って、
その通り、田中 角栄門下生になって政治家になっていきました。
私など、とてもとてもそんな世界に身を置くことができない。
弁論などとても苦手な人間でありました。
よく 今、人前でこんなふうに話ができるなあというふうにも思っていますが、
当時はもっともっとシャイでございました。
弁論部のみなさん方が雄弁にさまざまなこ とを発言しておられる姿をみて、
大変うらやましいなと思いますし、もし私が東大時代に弁論部に入っていたら、
また、鳩山が軽口をたたいたなとメディアに書 かれないですんでいたかもしれません。
そういう意味で弁論部に入っていたらひょっとしたら人生が変わっていたかもしれません」
「しかしな がら私自身、当時はとてもとてもそういうことは思い描くことはない4年間でありました。
それなりに自分としては行く道を定めていたつもりでありますが、
結 果としていつのまにか弟の後を追うようなことになり、政治の世界に入りました。
詳しくは後でご質問でもあればお答えさせていただくが、
こういう話をすると 簡単に1時間ぐらいすんでしまうもので、
本論に入らないと後でおしかりをうけるといけないのでこのぐらいにさせていただきたい」
【鳩山氏の東大講演詳報】(下)「友愛をもっと堂々と掲げるべきではないか」
【菅内閣】
「私が申し上げたいのは、今日は3つの話を簡単に申し上げたいこれがないとどうなる かというと・・・
あまり・・・菅政権批判しちゃいけませんから、あんまり言うつもりはありませんが、
いまひとつ、菅内閣が何をなさりたいのかというところ をもっと鮮明に出されたらよろしいかなあと
思っております。
理念に基づいて自分はこういうことをやりたいんだ、ということをもっと堂々とおっしゃればいい のになと、
そう思います。
マイケル・サンデルの言葉の中に、功利主義という言葉がございます。
功利主義は何でも、ある意味で、1つの価値に代えて物事をは かるということができる考え方でありまして、
例えば最大多数の最大幸福というものを、例えば政治は求めるべきだというのが
ひとつの考え方であろうかと思い ます」
「あるいは、それをもじりましてと言うといけないかもしれませんが、
菅政権は、逆に最小不幸社会と。
最小という言葉と不幸というの があるものですから、何かイメージが暗くなるんだよね。
最大多数の最大幸福といった方がよりなんとなく幸せを求めている政治のように思いますが、
菅(直 人)総理とすれば最小不幸社会というものを目指したいと」
「幸福と不幸の境目もさまざまあると思っておりまして、そういうことを、
最小不 幸というものを目指す社会が果たして本当に望ましい社会かどうかは、
ある意味で十分に議論されていかれた方がよろしいテーマだと思っております。
いずれに しても、私は理念に基づいた政治を今こそ行ってもらいたいと。
東アジア共同体という構想も、なかなか今の政権においてどこまで重視をされていかれるのか、
そこも見えづらくなってきているなと」
「今、TPP(トランス・パシフィック・パートナーシップ=環太平洋戦略的経済連携協定)、環太平洋みたいな発想が、 突然ではないかもしれませんが、出てきております。本当にそういう原理なのか。私はアジアの一国としての日本の生きざまを考えた時に、より東アジアにおけ る友好協力発展というものを考えていくのが、まずは日本の取るべき道ではないかということをこれから申し上げてまいりたいと思っています」
【中国漁船衝突事件】
「こういう中で、 例の尖閣において漁船衝突事件が発生しました。
あの事件事故が発生して、私は、みなさんも、あの有名になりました流出されたビデオを
ご らんになったと思いますから、ごらんになれば明らかに中国の漁船が体当たりしてきていると
いう姿が明らかになったと思っております。
出すならばもっと早く お出しになって、捕まえるのもある意味で結構でありましたが、
それをそのままにして、さらに何日か勾留を延ばしながら釈放するという判断が果たして
よかっ たかどうかということも、これは菅総理が自信をもって後世、
これが最大最適な結論であったというふうに申しておりますが、
果たしてそうであるかどうかも、 きちんとこれは議論していかなければならないと思っております」
「むしろ、東アジア共同体的な発想、友愛の発想の中でそもそもこのような 事件の解決のあり方、
ありようがあったのかどうかということでございまして、問題が起きないうちに、
もっとうまい道のりというものを、道筋というものを考 えることができたはずなのになあと、
そのように思って、その意味では、大変残念な事件になってしまったなと」
「しかも、私はあえてこのことを、情報によるクーデターだとそのように申し上げました。
どこまでの本心で、あの DVD、ビデオを流出をさせたかどうかと。
その意図は必ずしも判然としないところがあります。
しかし、本人もそれを外に出すこと、それが正義とあるいは 思ったのかもしれませんが、
しかし少なくとも、政府の結論は出すべきでないと決めていたわけでありますから、
その政府の考え方が楽しくないんだという発想 で法を破っているということを
本人も知りながら行為を行うということは、まさに情報を手段としたクーデターだと
あえて私は呼ばせていただいたわけでありま すが、
そんな発想と思わざるをえないということでございます」
「こういう時に、どういう判断をするべきかと。
2度とこのようなことを起こ さないために、国民のみなさんのご意思がいろいろあることも
わかっておりますが、ご意思はご意思として、法を明らかに守らなかったと。
自分としてやはり やっていることは、政府に背いていることを分かって行動しているとすれば、
果たしてそれをそのままお沙汰(さた)なしというふうにしてよいのかということ も、
政府として真剣に考えていかなければならないテーマだとあえて申しあげたい」
「中国の漁船事件が起きた、
結果としてメドべージェフ・ ロシア大統領の(北方領土)国後訪問が起きてしまったと。
これも、どこまで因果関係あるかも検証しなければなりませんが、
事実関係として、数日後に、数十 日の後にこういうことが起きたことも事実として
歴史的に残ってしまったわけでございます。
私はこのような問題が、基本的にいかにして起きないようにするた めの努力というものを
行うことが大事で、そのために理念としての友愛というものをもっと政府としても
堂々と掲げていかれるべきではないか、
ということを今 日は申し上げたくて参ったのでございます」
[以上で鳩山氏の東大講演詳報終わり]
何を言いたいのか私には分かりません。
私にはルーピー由紀夫くんは
ナルシスト【narcist】(自己陶酔型の人。また、うぬぼれ屋。ナルシシスト。)のような気がします。
どちらにせよ、他人の意見が聞けないようでは国会議員失格でしょう。
間接選挙制度の上に成り立っている代議士の立場を理解していません。
この国の民主党の東大卒の政治家は
日本の選挙制度の根本的な部分(「間接選挙制度での代議士の役割)を分かっていません。
仙谷38もそうですね。
ルーピー由紀夫くんがロシアがどうのこうの言ってますが
あの原因を作ったのはあなたですよ!
ルーピー由紀夫くんが脱税をしてつくった政党なんてばらばらにした方がいいです。
民主党を解散させた上で政界から引退してください。
(以下日経新聞2010年9月30日のコラムより)
外交と社交は違う アジア均衡へ「組めぬ日本」 編集委員 秋田浩之
アジアを舞台にした米中ロなどによる外交戦が新しい幕を開けた。
尖閣諸島沖の衝突事件もそうした攻防と決して無縁ではない。
日本が取り残されないためには、どんな手を打つべきなのか。
「鳩山前首相が2回もロシアに来るというので何か、
重要な提案があると思ったら、ただの社交だった。
何の戦略もない日本とはつき合っても仕方がない」
ロシア政府関係者は最近、周辺にこう語った。
中国の大国化に伴い、国境を接する中ロの関係にはほのかな緊張が漂っている。
首脳会議で対日戦勝という歴史を持ち出すのも、そんな空気を覆い隠すためだ。
そうしたなか、ロシアは「日本と戦略的に組めば、中国との均衡を保てると
考えたこともあった」(日ロ関係筋)。
だが、注目していた鳩山前首相の訪ロは、期待外れに終わった。
戦略がない日本とは組みようがない。
ロシアはこんな印象を強めているという。
アジアでは中国の台頭を受け、外交、経済、軍事のあらゆる分野で、
国益をかけた攻防が加速している。
日本が北朝鮮に圧力を強め、核や日本人拉致問題を進展させるためにも
米中韓ロの協力が必要だ。
だが、民主党政権にはそんな問題意識や、
ちみつな戦略があるようにはみえない。
そんな日本を横目に。
中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)への外交攻勢を強めている。
「南沙諸島の問題はあくまでも2国間で話し合おう」。
外交筋によると、中国はASEAN各国と個別に接触し、
南沙問題で日米と連携しないよう求め続けているという。
南シナ海や東シナ海で中国軍の行動への懸念が広がるなか、
米国は日本、ASEANと連携し、中国に自制を促そうとしている。
中国首脳部の動きはこれを先取りしたものだ。
尖閣諸島沖の衝突事件で中国が日本に強硬な対応をみせるのは、
日本を揺さぶり、日米同盟の離間を誘うねらいもある。
「私たちが懸念しているのは日本やASEANが米国に説得され、
南沙問題などで反中スクラムを築くことだ」。
中国政府筋は今回の事件が起きる前、
こうもらしていた。
菅政権が直ちにやるべきことは米国や韓国、ASEANとも連携し、
衝突事件の底流にあるアジア情勢に対応することだ。
菅首相が出席する来月4~5日のアジア欧州会議(ASEM)こそ、その舞台になる。
(以上コラム終わり)
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プロフィール
その影響でアジアの人たち(特に中国と韓国)の思考方法を理解するつもりで、ネットでいろんな情報を集めるようになりました。
2012年からは休耕田を借りて新規就農しました。
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