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東京の世田谷区の環8沿いに今サイゼリヤになっているところに
昔1Fが日産のROKA23というショールームで
2Fにロイヤルホストが入っているお店がありました。
日産自動車が「ART FORCE SILVIA」というキャッチコピーでシルビアを出した当時の話です。
私はそこにあるロイヤルホストでウェイターを2年やりました。
きっかけはちょうどその場所の裏手の川でいいのかな?
現在は遊歩道になっていますが、その暗渠(あんきょ)化の工事をするために
工事現場の警備員で2ヶ月ほどお店のそばで交通誘導をしていました。
月曜から土曜まで毎日交通誘導をしていたら自然とお店の方と仲良くなりました。
それで工事が完成したときにロイヤルホストの店長さんから
「うちで働かないか?」と声をかけてもらいました。
当時の私はまだ東京の生活に慣れていなくて外食もファミレスに行ったことはありません。
ご飯がライスになって、お茶碗がお皿になって、箸がフォークになった状態で食べたことももちろんありません。
だからこの機会にファミレスでの食事に慣れておくのもいい経験になるかも?と思って
そのままロイヤルホスト芦花公園店で働くことになりました。
中で働いている人たちに自己紹介をするときに「この前までそこの工事現場で交通誘導していたものですけど」
というと「本当に来ちゃったの^^」という反応ですぐになじめました。
入ってから知りましたが、ここのお店のある世田谷エリアの桜新町にはロイヤルの東京本社があります。
それと日産といっしょにお店を構えているということでサービスに力を入れていて売り上げは都内でも上位の方でした。
私が入った当時はまだ手書きの伝票でしばらくしたら今の端末に変わりましたね。
最初に「7ステップ」というマニュアルを使ってサービスの方法とメニューの書き方を覚えました。
私がマニュアルというものを目にしたのはこのときが最初です。
アルバイトさんの方は昔も人の出入りが激しかったから、ナイトで1年もいたらいつのまにか自分も古参の方になっていましたね。
しばらくするとバブルの後遺症で外食産業全体の売り上げが減少する事態になりました。
スカイラークがセルフサービス方式のガストを始めて低価格路線になったときに
ロイヤルホストでは価格はそのままでサービスをもっと良くして利益を出す戦略をとったと記憶しています。
これはある意味でサービスをする側から見れば大変なことでした。
お客様の要求にちょうどいいタイミングでサービスを提供しなければいけないから
常にお客様のテーブルの状態をみながら「お冷や」や「コーヒー」のお代わり、灰皿交換、
食事がすんだ食器の片付けその他を
他のお客様のテーブルも担当しながら(通常5~6テーブル)
オーダーを受けてからお帰りになるまでの間にすべてこなすので、
休憩時間以外はほとんど歩き回っていました。
お客様にテーブルについてもらってからメニューを手渡して
「お決まりになりましたらお呼びくださいませ」とマニュアルに書いてあるとおりに言ってましたが
実際はお客様が呼ぶ前に「お決まりになりましたか?」と席に伺っていましたね。
これもお客様の行動をみていれば自然とできる様になります。
注文する料理が決まった場合にお客様がとる行動としては
メニューをテーブルの上に閉じて置く。
ウェイターやウェイトレスを探すために店内を見渡す。
二人以上だと雑談を始める。
あたりが目安になります。
私は24時間営業の店だったから21時からナイトでINして次の日の10時くらいに
ランチの人が来るまで仕事をしていることは普通でした。
きつかったけれどお客様が満足するサービスというものがどういうものなのか知ることができる貴重な経験ができました。
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プロフィール
その影響でアジアの人たち(特に中国と韓国)の思考方法を理解するつもりで、ネットでいろんな情報を集めるようになりました。
2012年からは休耕田を借りて新規就農しました。
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