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[日刊スポーツのSNSへの投稿記事から転載]

「俺の予想でオッズがハネる!」を読んでいて思い出しましたが、
ディック・フランシスというイギリスの推理小説家のことが出てきます。


>>ここから引用開始>>
まあ、あの貴族競馬からスタートした英国にしても、
引退した騎手が競馬の汚い裏面を小説にしているのは有名だ。
(p220.L6-7)
<<ここまで引用終わり<<

著者の佐々木さんが一番言いたかったことが最後に出てきます。(p221)
「哀しい現実だが、”合法なる不正”がある限り、競馬に絶対にはない」

合法なる不正・・・馬主が馬券を買えるということです。
つまり自分の所有馬を自分が勝たせたいときに勝たせることができる。

外国人の馬主をJRAが初めて許可しましたが、
欧米と日本の競馬のシステムの違いがこの部分です。
日本では1つのレースに同じ馬主(同一馬主)が
何頭の馬を出しても別々に1頭と数えますが、
欧米ではまとめて1頭になります。
考えてみれば当然の措置で、ひとりで何頭も馬をレースに出せれば
優勝させたい馬以外はライバルの馬をつぶすために利用できます。
人気の低いつまり単勝オッズの高い馬をわざと勝たせることもできます。
馬券の格言で「同一馬主の多頭出しは人気薄を狙え!」
というのはまさにこれに当たります。

同一馬主の多頭出しで私が一番記憶に残っているレースは、
今も現役で走っているコスモバルクが2004年にダービーに
出てきたときでした。優勝馬はキングカメハメハ。
この当時のコスモという冠名は、一口馬主のクラブ、ラフィアンのオーナー岡田氏が夫人名義で所有していた競走馬です。
一口馬主のクラブ、ラフィアンの方はマイネル(牝馬はマイネ)という冠名をつけていました。

2004年のダービーはフルゲート18頭に対して
コスモが2頭(コスモバルク、コスモサンビーム)、
マイネルが3頭(マイネルデュプレ、マイネルマクロス、マイネルブルック)の
全部で5頭出しをしてきました。

競馬ジャーナリストはどの馬にもチャンスがあるようなことを言っていましたが、
勝たせる馬はコスモバルクであることは戦う前から想像がつきました。
そしてそのために他の4頭を犠牲にすることも。

レースは後藤さんのマイネルマクロスが暴走気味に飛ばして
その後ろを追いかけていったコスモバルクは直線でばてて8着でした。
私には後藤さんがわざと暴走させたように見えましたが
本当のことは分かりません。
ここまで露骨な5頭出しは最近見ませんが2頭出しは普通にあります。

そろそろJRAも競馬の国際化を考えるのであれば
同一馬主の多頭出しはひとつの馬番にまとめるべきではないでしょうか?
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その影響でアジアの人たち(特に中国と韓国)の思考方法を理解するつもりで、ネットでいろんな情報を集めるようになりました。
2012年からは休耕田を借りて新規就農しました。

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