エビナスペシャルで思い出したけど 2009/07/05 (Sun)

[日刊スポーツのＳＮＳへの投稿記事から転載]

当時まだエビナスペシャルという言葉が生まれていなかったような気がします。

関東の競馬新聞に一馬（いちうま）という新聞がありますね。
そこが、有料の予想サービスを始めたばかりのお話です。

私は入会してみましたが、予想システムは今でもスポーツ新聞などで
よく見かける予想会社と同じでした。
買い目は馬連で４～５点で購入割合まで指示している点も同じです。

「一日の勝負レース」のほかに「個人的な推奨レース」や
ひと開催にいくつ提供できるか分からない「鉄板レース」という
ものも用意されていました（名称はダイヤモンドレース？だったかな）。


その「鉄板レース」で蛯名騎手が乗る馬を指名したときがありました（最終レース）。
電話の録音テープから流れていた声は清水成駿さんでしたが、
とにかく自信たっぷりで話をしていました。

・・・・・配当はあまり期待できませんが、
ダイヤモンドよりも硬いこれ以上にない鉄板レースを
ご案内できることができました、うんぬん・・・・
という感じだったのを覚えています。

実際にレースが始まると「鉄板レース」の軸馬で指名した
蛯名騎手の乗る馬はスタートで「出遅れ」ました。
それで２コーナーから３コーナーにかけて追い上げていって
４コーナーから直線にかけていったんは先頭に追いつきましたが、
前半で脚を使いすぎたせいかゴール前で失速して３着に終わりました。

清水成駿さんが自信たっぷりに話していた
ダイヤモンドよりも硬い「鉄板レース」が
見るも無残に粉々に砕け散った瞬間でもありました。

私には「鉄板レース」というのはあくまでも結果論にすぎないと
いうことに気づかされたレースでもありましたね。

一馬の有料予想サービスは１回だけの利用で終わりましたが
今となってはいい勉強になったような気がしてます。

蛯名スペシャル恐るべし・・・・・です。