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最初にシュミレーションゲームのことを言っている訳ではないことをお断りしておきます。

今の一般採用の新入隊員は1年に1回の採用試験で大学を卒業した方もいるようなレベルの高い人たちです。

その昔私が入隊した当時はまだバブルの余韻(よいん)が残っている時代でした。

それに日教組の教育効果で自衛隊=まともな人間がいるところじゃないという

イメージが強かったから志願して自衛隊に入る人なんてまずいませんでした。

「日の丸を掲げるのは街宣右翼のすることで危険な思想な持ち主だ」

と声高に言っている人たちが言論界でも大手を振って歩いている空気があったような気がします。

募集事務所も毎月募集していましたが、そんな時代だったのでなかなか人が集まらないから、

公園で遊んでいる青年を言葉巧みに勧誘するとか今では信じられないような時代でした。

私は市ヶ谷で採用のための身体検査を受けたわけですが、

いっしょに受けた人たちには就職のためにここに来たという人は私を含めて誰もいませんでした。

「身体検査を受けたら昼飯をおごってもらえるから」とか「バイクの免許が取れて好きなだけ乗れるから」とか

国防なんて崇高な考えの持ち主はいませんね。

私にしても本音では「自動小銃を一度撃ってみたいな」という軽いノリだったわけで、

嫌になったらいつでも辞めればいいやと考えていました。

実際に採用が決まって武山にある教育隊に入ったときでも、

最初にそこにある理髪店で丸刈りにするわけですが、

「そんな話は聞いてない!」と怒って帰った人もいましたからね。

さて教育隊を卒業して部隊に配属になるとMOSと呼ばれる「特技教育」が始まります。

それと再任用されるときには任期中にもうひとつMOSを取得する必要があったと思います。

私の場合は「無線通信」でした。

自衛隊のジープとか小型車両でフロントとリアにアンテナを立てたやつを見かけることがあると思いますが、

あの車載無線機(FMとAM両方あります)を取り扱うのに必要なMOSです。

私は大型免許を持っていても実際はアンテナを立てた無線機付の車のドライバーをしていました。

乗り心地は別にしてジープで演習場を走り回ることはそんなに悪い気分でもなかったので

自衛隊生活が長く続いたような気もしています。

紙の上の戦争についてですが、

演習では準備段階から大量のさまざまな文書が用意されます。

始まると報告のためにさまざまな文書を提出します。

終わると今後の参考のためにこれまたさまざまな文書を作成します。

私がいた時代は実弾よりも紙(文書)が飛びかう時代だったと思います。

だから私の視点は現在の自衛隊さんの人たちの視点とは違っていると思っています。

ワールドカップサッカー予選で日本チームを応援するサポーターさんたちがあたりまえのように

日の丸を振って「ニッポン!ニッポン!」と連呼する光景を見ると不思議な気持ちがしますね。

試合前に流れる「君が代」をTVが放送するのも時代が変わったと感じますね。

まあ共産党とか社民党はぜんぜん変わっていませんが。

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ネットゲーム
自己紹介:
リネージュという韓流ゲームをしています。
その影響でアジアの人たち(特に中国と韓国)の思考方法を理解するつもりで、ネットでいろんな情報を集めるようになりました。
2012年からは休耕田を借りて新規就農しました。

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